こんにちわ誌

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潰瘍性大腸炎という病気について  放射線科 主任医長 吾妻佐奈江

 潰瘍性大腸炎は大腸粘膜に炎症が起こり、びらんや潰瘍ができる炎症性疾患で、腹痛や激しい下痢、血便等の症状が生じます。完治が難しく、国が難病に指定しています。よくマスコミにも取り上げられていましたが、安倍晋三前首相の持病でもあり、耳にはしたことがある病気ではないかと思います。この病気は、1970年代ではまれな疾患とされ...

新型コロナウイルスとアレルギー疾患(喘息や花粉症)  小児科医長 西村幸士

 糖尿病やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの基礎疾患がある方は、コロナウイルス感染症の重症化リスクが高いことが分かっています。では、気管支喘息はどうでしょうか?呼吸器疾患であり何となく重症化しやすそうですが、現時点(2020年12月)では、気管支喘息の患者は新型コロナウイルスに感染しにくいことが有名な学術論文雑誌で報...

コロナ禍にあって思うこと  院長 風谷幸男

 波乱に満ちた令和2年も11月、新型コロナで明け、新型コロナで暮れようとしています。この稿が掲載される令和3年はどのような年になるのでしょうか。コロナ禍が暗い影を落とす中で、成るようにしか成らないと思った時、ふと、上杉鷹山の言葉が浮かんできました。 「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり...

ロービジョンケアについて  眼科部長 松岡美紀子

 ロービジョンとは、何らかの原因により視覚に障害を受け、「見えにくい」「まぶしい」「見える範囲が狭い」など、日常生活における不自由さをきたしている状態を指します。  たとえばこれが白内障による視力低下であれば、手術を行うことで視力の改善が期待できますが、網膜色素変性症などの難病における視覚障害や、緑内障による視野狭...

新型コロナウイルスと心血管疾患  循環器内科部長 中村真胤

 2019年12月上旬に中国・武漢で発生した新型コロナウイルス「COVID-19」は世界中に感染が拡大し、3月11日に世界保健機関(WHO)はパンデミック(世界的な大流行)に相当すると表明し、現在では220の国・地域に広がっています。国内では2020年1月16日に最初の感染者が確認され、8月10日には感染者は5万人を...

妊娠高血圧症候群とは   産婦人科主任医長 村上雅博

 妊娠期に高血圧を発症した場合、妊娠高血圧症候群といいます。妊娠20週以降で高血圧のみでは妊娠高血圧症、高血圧にタンパク尿を合併した場合は妊娠高血圧腎症と診断します。2018年からはタンパク尿を認めなくても、肝機能障害、腎機能障害、神経障害、血液凝固障害、胎児発育不良があれば妊娠高血圧腎症としています。血圧が140/...

コロナ禍における内視鏡検査 ~ 当院の対応~  放射線科 副院長 二宮克彦

 新型コロナウィルスの感染ルートは主に飛沫感染及び接触感染と言われています。胃カメラ検査においては検査時のむせ込みやげっぷ、大腸検査では排ガスからのエアロゾルが空気中を漂い、吸入による医療スタッフへの感染の危険性が指摘されています。内視鏡検査室は構造上換気がしにくい場所ですので十分な感染対策が必須となります。当院では...

よろしくお願いいたします  院長 風谷 幸男

 4月から当院に勤務しています。勤め始めて3か月余ですが、当院のすばらしさに驚いています。その一つは診療機能の多様さです。当院は高度急期医療から慢性期医療や終末期医療まで、地域のニーズに真正面から取り組んでいます。通常、急性期病院は治療が一段落すると他の機関にお願いすることができますが、当院には逃げ場がありません。こ...

変形性膝関節症の高位脛骨骨切り術  整形外科部長 竹田治彦

 変形性膝関節症の観血的治療(手術)の中に高位脛骨骨切り術があります。手術適応に制限がありますが、人工膝関節置換術と比べて自らの関節を温存出来る利点があります。今日はその高位脛骨骨切り術の話をします。  高位脛骨骨切り術は変形性膝関節症で内反(O脚)の下肢の脛骨(すね)を骨切りしてやや外反に矯正(まっすぐではない?...

お父さんの仕事は?  循環器内科部長 入田純

 ある朝の事、子供に「お父さんの仕事は当直だよね」と言われました。???、なんだと思っていたら、そう言えば「明日当直だから」という妻との会話を聞いて覚えていたのでしょう。そうか、お父さんの仕事は当直か(笑)。いつもなら当直日の朝は気が重いのですが、その日だけは、病院に向かう自分の気持ちが少し軽くなったことを覚えていま...

発熱外来について  院長 髙田泰治

 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっています。中国武漢で始まった世界的な大流行(パンデミック)はヨーロッパに拡がり、アメリカ合衆国で爆発的な感染拡大が起こりました。日本でも東京、大阪をはじめ都市部で感染爆発の兆しがあり、先月4月7日に緊急事態宣言が発令されました。  緊急事態宣言によって都市部で休業、休校、そ...

桜の花の季節に  副院長 小野仁志

 令和が去年の5月から始まり、ようやく1年を迎える令和二年の4月となりました。 例年であれば桜の花が咲き、入園式、入学式、入社式が盛大に行われ、お花見や歓迎会の活発な季節となるはずでしたが、今年は、非常事態宣言が出ないように注意しながらの新年度を迎えることになりました。  2019年12月に中国武漢で発生した新型...

毎年多くの若い女性から「いのち」と「未来」が奪われています  産婦人科 吉田望

 ある子宮頸がん患者さん(28歳、未婚)の症例です。  平成○年3月、婚約を機に初めて子宮頸がん検診を受診。細胞の異常を指摘され、○○大学病院紹介受診。内診・MRI・CTなどで子宮頸がんⅡa期と診断。4月、広汎子宮全摘、両側卵巣・卵管摘出、骨盤内リンパ節摘出術(術後、排尿訓練実施)。5月、術後の同時放射線・化学療法...

糖尿病食事療法の一つ  糖尿病内科 藤原正純

 当たり前の事ですが、召し上がった食事は胃に入ります。少しずつ腸へ移動し消化、吸収されます。御飯やうどんなど炭水化物は徐々に分解され、最終的には小腸でブドウ糖になり、吸収されて肝臓に行きます。そこでも取り込まれグリコーゲンなどになり、残りが全身に回る訳です。摂りすぎにより、糖濃度が高くなりますが、体にとっては必要な栄...

謹んで新年のご挨拶を申し上げます  院長 髙田泰治

 昨年は天皇陛下の即位に伴い元号が令和に改められ、天皇・皇后両陛下を祝うパレード「祝賀御列の儀」が、多くの国民の祝福を受けて無事執り行われました。当院がつつがなく令和二年を迎えることができましたのもひとえに皆様のご支援、ご厚情のお陰と心よりお礼申し上げます。  今年は二回目の東京五輪が開催されます。1964年の東京...

大腸憩室症が増加しています  副院長 二宮克彦

 今回は大腸憩室についてのお話です。大腸ポリープは耳にする機会が多いと思いますが大腸憩室を皆さんご存じでしょうか。憩室(けいしつ)とは大腸壁の一部が腸管外に袋状に突出した状態を言います。便秘などで大腸の内圧が上がると、腸管壁の弱い部分が圧に負けて外に飛び出し袋状に膨らみ憩室となります。近年非常に増加した疾患ですが、食...

地震、台風、怪我、病気…  外科医長 松野裕介

 各地に大きな被害をもたらした台風19号。「ハギビス」という国際的な名称以外に、気象庁が42年ぶりに名称をつけられるそうで、1997年「沖永良部台風」以来とのことです。中には遠方のご家族で被害に遭われた方もいらっしゃるようであり、心よりお見舞いを申し上げます。誰しも災害には見舞われたくないところですが、台風のみならず...

心と体  内科部長 太宰康伸

 病気になると気分が滅入る、逆に、気分が滅入ると体調が悪くなると言うように、心と体は密接な関係にあります。また、病気のほとんどは、心の働きに影響する何らかのストレスが、直接的に、あるいは、間接的に影響しているといわれています。さらに困った事は、心の働きの核となる意識に関して、表面意識が自分の行動、意思決定の主体と思っ...

ロコモティブシンドローム  整形外科医長 中田浩史

 “終活”が流行語大賞にノミネートされてから5年以上が経ち、老後や今後の生活について悩まれている方も少なくないと思います。「旅行に行きたい」「趣味を生涯続けたい」等々人それぞれにやりたいことはあると思いますが、その前提として健康でいることが重要です。実際、健康で日常生活を送れる期間(健康寿命)は平均寿命よりも男性で9...

アレルギー性鼻炎の最近の治療   小児科医長 桑原 優

 アレルギー性鼻炎は、日本人の約4割が罹患している病気で、「くしゃみ」「鼻水(鼻漏)」「はなづまり(鼻閉)」を3主徴とし、ダニが原因の通年性アレルギー性鼻炎とスギなどの花粉が原因である季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)に分類されます。アトピー性皮膚炎や喘息と異なり、アレルギー性鼻炎の患者さんは増加しており、また、小さい...

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