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西条中央病院ニュースvol.29 遅らせないで!子どもの予防接種と乳幼児健診 小児科医長 西村幸士

新型コロナウイルス感染症の流行で、国内のみならず、海外でも子どもの予防接種率が低下しているという報告があります。予防接種率が低下することで、これまでワクチン接種によって予防されてきた感染症が再流行する可能性に加えて、新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着いて国内外の人の移動が復活したときに、海外から持ち込まれた病原体によって国内流行が再び起こることが恐れられます。

予防接種や乳幼児健診は、子どもの健やかな成長のために理想的なスケジュールになっています。特に赤ちゃんの予防接種で予防できる感染症には、確実な治療法がなく、深刻な合併症や後遺症をおこしたり、命を落としたりする危険があります。

ワクチンの副反応が怖いと思う人がいるかもしれません。しかし、実際には軽い副反応がほとんどです。ワクチンを接種した時に起こる副反応と、ワクチンを接種しないでその病気にかかった時の危険性を比べると、ワクチンを接種しないで重症になった時の方が、ずっと怖いです。それでも心配であれば、疑問や不安などを小児科医にお聞きください。

 乳幼児健診は、育児に関する様々な問題の相談だけではなく、小児科医の目を通した子どもの発達や、親が気づかない子どもの病気を発見する大事な機会です。健診を受けないことで、運動や言葉の遅れを見逃したり、病気の発見が遅れたりする可能性があります。

新型コロナウイルス流行のために予防接種や乳幼児健診を受けそびれてしまった方は、できるだけ早く受けましょう。外出自粛要請などの影響で規定の期間内に受けられなかった方でも、公費で受けられる場合があります。また、集団での乳幼児健診は、新型コロナウイルス感染流行状況を踏まえ実施方法等を変更している場合があります。いずれも、まずは市役所にお問い合わせください。

当院の予防接種と乳児健診は事前予約制で、発熱など感染症の外来とは別の時間帯に行っています。また、コロナウイルス流行状況に応じて玄関前で検温や問診を行い、定期的な換気・消毒など感染防止対策を徹底しておりますので、安心して受診して下さい。

子どもの予防接種と乳幼児健診は、決して「不要不急」ではありません。お子さまの健康が気になるときだからこそ、予防接種と乳幼児健診は、遅らせずに予定どおり受けましょう。

 

 

 

 

 

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