12 歓
作者 安藤 義茂 ( 1888年 ~ 1967年 松山市 ) 松山市に生まれる。明治41年東京美術学校に入学、明治44年同校図画師範科卒、同44年~昭和2年中学校教師、昭和2年第8回帝国美術院展覧会に初入選、以後2回入選、昭和12年第1回文部省美術展覧会に入選、以後2回入選、昭和18年頃紙に水彩、胡粉、泥絵具、色粘土などで絵を描き、表面を刀で削ってマチェールにさまざまな効果をあらわす刀画の技法を独自に工夫し盛んに制作を行う。昭和25年朝日新聞社主催第1回秀作美術展に刀画が選抜展示される。第4回第二紀会展にてグランプリ受賞、昭和26年第2回秀作展に選抜展示、第5回第二紀会展に出品、同会会長となる。以後作品発表を一切停止、画壇より去る。