愛媛初となる腎デナベーション治療を実施しました
2026年9月4日、西条中央病院において、当院第1例目となる「腎デナベーション治療」を実施しました。本治療の実施は、愛媛で初となります。
【腎デナベーション治療とは】
高血圧の治療では、生活習慣の改善や降圧薬の服用が基本となります。しかし、複数の薬を服用しても、血圧が十分に下がらない場合があります。
腎デナベーション治療は、このような「治療抵抗性高血圧」の患者さんに対する、新たな治療選択肢です。
血圧の上昇には、腎臓につながる血管の周囲にある「交感神経」の過剰な働きが関係しています。この治療では、足の付け根などの血管から細い管(カテーテル)を腎臓の血管まで進め、血管の周囲にある交感神経に高周波エネルギーを加えます。交感神経の過剰な働きを抑えることで、血圧を下げる効果が期待されます。
国内では、2026年3月から保険診療での実施が可能となりました。
【治療の対象となる方】
主に、利尿薬を含む作用の異なる3種類以上の降圧薬を服用しても、血圧が目標値まで下がらない方が対象となります。
ただし、すべての高血圧患者さんが受けられる治療ではありません。血圧の状態やこれまでの治療内容、腎機能、血管の状態などを詳しく調べたうえで、治療が適しているかを慎重に判断します。
また、治療効果には個人差があり、治療後も継続して診察を受け、血圧を管理することが大切です。
【当院の治療体制】
当院は2026年3月に、次の施設認定を取得しています。
・日本高血圧学会「腎デナベーション関連施設」
・日本腎デナベーション協議会「腎デナベーション治療実施施設」
また、循環器内科の中村真胤副院長が、腎デナベーション治療の施行医師として認定されています。
今回の第1例目の実施を機に、地域の医療機関と連携し、これまでの治療では血圧の管理が難しかった患者さんに、適切な治療選択肢を提供できるよう努めてまいります。
治療の対象や受診方法など、詳しくは当院内科までお問い合わせください。