整形外科について
当院の整形外科では、常勤医師2名と愛媛大学病院からの非常勤医師3名で診療を行っています。外傷や骨・関節などの運動器疾患に対し、診断から治療、リハビリテーションまで一貫した対応を行っています。また愛媛大学非常勤医師による、脊椎内視鏡手術、人工股関節手術、さらに人工膝関節手術や関節鏡手術など、より専門性の高い治療も行っています。
外来担当医表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土(第2・4) | ||
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整 形 外 科 |
午前 | 福田高彦 (※代診医の場合あり) |
竹田治彦 |
福田高彦 (※代診医の場合あり) |
竹田治彦 (※代診医の場合あり) |
福田高彦 (※代診医の場合あり) |
竹田治彦 (※代診医の場合あり) |
愛媛大学教授 髙尾正樹 (第4火曜日/予約制) |
愛媛大学 山岡慎大朗 (予約制) |
愛媛大学 忽那辰彦 |
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午後 | 手術 | 手術・検査 | 第1・3・5 手術・検査 |
手術 | 手術・検査 |
令和5年4月1日 現在
※【※第2・4水曜日は午後休診】【※第1・3・5土曜日は終日休診】です。
主な対象疾患
骨粗鬆症(骨密度の低下に伴う骨折の治療と予防)
外傷性疾患(骨折、脱臼、靭帯損傷など)
脊椎・脊髄疾患(腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、圧迫骨折など)
関節疾患(変形性関節症、関節リウマチなど)
手の外科(ばね指、手根管症候群、腱鞘炎など)
腫瘍性疾患(骨・軟部組織の良性腫瘍など)
当科で行う治療の特徴
人工股関節手術
正確な人工股関節の設置を目的に、術前のCT画像を基にコンピュータ上で3次元の術前計画を製図します。加えて手術では、人工関節のより正確な角度設置を可能にするため、スマートフォンを活用した専用のナビゲーションアプリを使用しています。これにより、従来の方法より人工股関節設置の更なる精度向上を図っています。

人工膝関節手術、関節鏡手術
人工膝関節手術の術前に、前述の人工股関節手術と同様にCT画像を基にコンピュータ上で術前計画を製図します。関節鏡手術を含めた膝関節手術は、特に2010年から愛媛大学病院との連携に注力し、現在も継続して行っています。
脊椎内視鏡手術(FESS)
8mmの小さな切開で手術が可能な低侵襲脊椎手術を実施しています。脊椎内視鏡手術は、筋肉や関節への影響を抑えられ、解放手術に比べて術後の早期の回復が期待されています。出血が少なく、感染リスクの低減につながるとされており、このような手術は、県内では実施している医療機関が限られています。

設備と医療体制
当院では、脊椎内視鏡手術の機器「INTELLIO 4K カメラコントロールユニット」を導入しています。これにより、従来のハイビジョン画質からさらに高精細の4Kカメラ画像となり、より鮮明な画像を見ながらの内視鏡手術が可能になりました。特に、脊椎手術ではFESS(完全内視鏡下脊椎手術)とBESS(2つのポータルを使用し、視軸と作業軸が別)に使用しており、視野の確保や作業の自由度を高める工夫がなされた機器です。また同機器は関節鏡手術にも用いられ、適応疾患は腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、さらに半月板断裂などです。

リハビリテーション科との連携
術後の身体機能の回復を支援するため、患者さんの状態に合わせたリハビリテーションプログラムを実施しています。
特別外来・専門外来
内容 | 曜日・日時 | 担当医師 |
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脊椎・脊髄 | 毎週水曜日 午前中 | 山岡慎大朗 (愛媛大学) |
担当医プロフィール

竹田 治彦 Haruhiko Takeda
整形外科一般 | |
部 長 | |
日本整形外科学会専門医 |

福田 高彦 Takahiko Fukuda
整形外科一般 | |
主任医長 | |
日本整形外科学会専門医 |

髙尾 正樹 Takao Masaki
股関節外科 | |
非常勤医師 | |
愛媛大学整形外科教授 |

忽那 辰彦 Tatsuhiko Kutsuna
関節外科(膝・股関節) | |
非常勤医師 | |
愛媛大学整形外科 日本整形外科学会専門医 日本リウマチ学会専門医 日本人工関節学会認定医 |