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2018-08-01

こんにちわ2018年8月号 ぜん息について 小児科 医長 桑原 優

ぜん息ってどんな病気?

ぜん息は、呼吸をするときの空気の通り道(気道)がせまくなって、呼吸が苦しくなる状態(ぜん息発作)を繰り返す病気です。

ぜん息の人は気道に慢性的な炎症があるため、刺激に対して反応しやすい状態になっています。つまり、ちょっとした刺激にもすぐに反応してしまって、ぜん息発作をくり返すのです。

 

ぜん息の症状は?

息をはくときにヒューヒュー、ゼーゼー聞こえる。呼吸がはやい、あらい。咳こんで吐いてしまう。

ぜん息発作がでやすいタイミングは?

カゼをひいたとき。寝入り、明け方。運動した時。梅雨や台風の時期

このようなときは発作がでやすいのですが、予防の治療をすれば、でにくくすることができます。

 

ぜん息の検査ってどういうものがありますか?

・血液検査 ぜん息の症状を起こすアレルゲンを調べます。

・呼吸機能検査 ぜん息は息をはきづらくなりますので、その「はきづらさ」を評価します。

・呼気NO(一酸化窒素)測定 吐いた息の中から気道の炎症の程度を表すNOを測定し、炎症の程度を評価します。

 

ぜん息の治療薬にはどんなものがありますか?

大きくわけて、「発作を予防するお薬」と「発作をおさえるお薬」の2つがあります。

「発作を予防するお薬」は、症状がなくても毎日続ける必要があります。続けて治療を行うことで、発作が起きにくい体になっていきます。「発作をおさえるお薬」は、発作が起きて、せまくなっている気道を広げるお薬です。

 

また、薬だけでなく、発作を起こす原因物質をとりのぞく環境整備(部屋の掃除、禁煙など)や発作が起こりにくくなるように体力作りをする事もとても大事です。

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