新しい心臓の検査方法「FFR-CT」「FFRアンギオ」を導入しました!
西条中央病院では2025年6月より、心臓の血管(冠動脈)の状態を調べる新しい検査技術「FFR-CT(エフエフアール・シーティー)」と「FFRアンギオ」を導入しました。
これにより、体への負担をできるだけ少なくしながら、心臓の血流の状態を詳しく確認できるようになりました。
FFR-CTとは?
CT検査(造影剤を使った心臓のCT)で撮影した画像をもとに、心臓の血管の“流れやすさ”が3Dモデルで生成され、流量や速度等の値をコンピューター上で解析する技術です。
・血管のどの部分が狭くなっていて、それが血液の流れにどのような影響を与えているかを、体に負担の少ない方法で確認できます。
・入院の必要はなく、外来で検査が可能です。


FFRアンギオとは?
心臓カテーテル検査(冠動脈造影)を受けたときの画像をもとに、専用のソフトを使って血液の流れの状態をAI解析する方法です。
・通常のカテーテル検査に追加の処置(圧ワイヤーなど)を行うことなく、より詳しい血流の状態を確認できる場合があります。
・必要に応じて、治療の判断に役立てられます。
このような方に検査をおすすめすることがあります
・胸の痛みや違和感があり、心臓の検査をすすめられた方
・心臓の血管に狭い部分が見つかり、詳しい検査が必要と考えられる方
・カテーテル検査の前に、治療が必要かどうか判断したい場合 など
※すべての方に実施できるわけではありません。検査の適応については、診察時に医師が総合的に判断します。
ご相談・お問い合わせ
検査についてご不明な点がありましたら、当院循環器内科、または内科外来までお気軽にご相談ください。
西条中央病院では、これからもみなさまに安心して医療を受けていただけるよう、検査や診療の体制を整えてまいります。
FFR-CTの参考動画