発行元/特定医療法人 同心会 西条中央病院 〒793-0027 愛媛県西条市朔日市804番地



目 次

 1年間の留学生活を振り返る
 医師の人事
 第2回 市民健康教室
  1.癌から身を守るために
  2.本当は恐いメタボリック症候群
  3.乳がんを早く見つけるコツ
 いもたき
 第41回 TQCサークル活動発表会














内科医長 松本有司

はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 私は2005年9月より、約一年間、University California of Irvine(UCI)に研究留学致しました。キャンパスの位置するIrvine(アーバイン市)はアメリカ西海岸のカリフォルニア州の、ロサンゼルスとサンディエゴの中間に位置する学園都市です。全米でも治安の良さはトップクラスである一方で、物価(特に家賃)も全米トップクラスと云われています。気候は極めて温暖で、夏は日中、40度を超えることもしばしば有るにもかかわらず、日本と異なり、湿度が低いため、夏の暑さも体感的にはとても過ごしやすく感じられます。また、梅雨がないため一年間に雨に見舞われるのは数十日です。そのため、語学、音楽、映画、スポーツなどの多方面からたくさんの日本人が毎年訪れており、特にスポーツ選手には絶好の環境といえます。今年は、宮里 藍さんが、アメリカツアーの拠点に居を構えていたのもこの地区です。また、WBC(World Baseball Classic)も当地で開催されました。キャンパスは、元々が砂漠地帯であったため、広々としている反面、周りは見渡す限り緑の乏しい丘陵地帯です。夜になると野ウサギがキャンパス内をあちこちを飛び回り、稀にコヨーテも出没します。概して、人々は優しく外国人(英語の下手な日本人にも)に対して友好的でありこれは、東海岸とは大きく異なります。

  

 留学までの経緯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 私は、当院で診療に従事する傍ら、日頃より、心血管病の予測を何とか画像診断で出来ないものかと思っていました。循環器医療に関わる先生方は勿論そう思っているのですが、私は、少しだけ他の人よりは強く考えていたのかも知れません。留学の経験談は、しばしば先輩、同僚より耳にしていましたが、年をとるに連れ、自分にとって留学は極めて非現実的なことになりかけていました。それでも、心の奥底で羨ましく思っていたのも確かでした。

 留学の直接のきっかけは日頃より学会などで画像診断について指導頂いておりました先生の紹介でした。丁度その頃、私の大学の後輩(彼が、留学中に手がけたCT画像はアメリカのTIME誌の表紙に掲載された)の活躍と励ましも後押ししてくれた気がします。







アメリカは、医療先進国ですが、こと循環器領域の画像診断においては、日本に遅れをとっている分野も有ります。今回、私の研究の対象となった循環器領域におけるCT診断についても日本が一歩リードしている領域です。特に、日本の循環器CTの開発を手がけ世界でも最先端の撮像機器を研究開発している東芝メディカルシステムが、アメリカにおける研究、臨床の拠点としてUCIに白羽の矢を立てたこと、さらにCTに携わる日本人研究生の留学をUCIが認めてくれたことなどのチャンスに恵まれ、先の先生の紹介で留学が現実のものとなりました。


わがボス Narula先生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 留学先での私のボスは、循環器内科の教授であるJagat Narulaというインド人でした。年齢は若いものの、向学心、才能、人柄すべてにおいて尊敬出来る先生でした。私は彼の指導の下で動脈硬化についての基礎研究と臨床研究を行いました。毎週木曜日に開かれる、カンファレンスではどんな些細な意見にも耳を傾けてくれる非常にフェアなボスでした。また、スタッフ(ロシア人、オランダ人、中国人、インド人、イラン人など)の内、最も英語の下手な我ら日本人にも時間を惜しまず、ゆっくりとわかりやすく話してくれる気遣いにも頭が下がる思いでした。

生活・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 アメリカでは、普通の広さなのでしょうが単身の私にとっては、余りにもだだ広いアパートに住むこととなりました。まず最初に、電気、ガス、水道、電話、インターネットなどの手続きを電話でしなければならず途方に暮れたことを思い出します。

 私の住んでいたアパートから大学のキャンパスまで約10km離れており毎日車で通勤しました。昼食は、スタッフみんなで一緒に弁当を食べます。今となっては、大学生以来の自炊生活、毎日の弁当作りも良い思い出です。カリフォルニアは農産物において全米最大の産地であり、ほとんど日本より安く売られていました。特に、米は、カリフォルニア産の日本米が日本の半値で手に入りしかもとても美味しいのには驚きました。買い物は、週末に一度行けば十分でした。店は、米系、日系、中国系およびヒスパニック系スーパーなどがあり、入国まもなくは、日本人が恋しく専ら日系スーパーばかり利用していましたが、少しずつ慣れてきてからは、英語に慣れるためにも、週末のスーパーのチラシを手にしてそれぞれの店に赴くようになりました。しかし、大学の中で聴く英語と違い、早口で聞き取りづらいものでした。

語学力の重要性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 最近、海外で活躍している何人かの日本人スポーツ選手が流暢に英語を話している光景を時折見かけます。思うに、彼らはスポーツ同様、語学もひたむきに努力しているんだろうなと素直に感心してしまいます。と同時に、語学はどんな世界においても成功のための必要条件だということをしみじみと感じます。最近、大相撲では外国人力士の活躍が目立ちます。相撲ばかりに目を奪われがちですが彼らは、日本語を本当に上手に操っています。10代半ばで単身で来日し、日本文化に慣れ親しみながら相撲で成功を遂げるまでには、さぞかし言葉の壁を乗り越えるべく苦労と努力があっただろうなとつくづく思います。

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 西条中央病院基本理念と行動指診

西条中央病院基本理念 行動指針

1.西条中央病院は、創立の基本理念である「地域社会への奉仕の精神」に基づき、地域の皆様の健康を支えることを目標に努力します。

2.理念達成のため「生命の尊厳と人間愛」を基本にして、医療の近代化を進めるとともに、親しまれ、信頼される高度な医療を提供します。


1.私達は 患者様中心の医療を提供します。
2.私達は 常に医療水準の向上に努めます。
3.私達は 思いやりと同心協力の心を大切にします。
4.私達は 患者様の持つ権利を尊重します。
5.私達は 開かれた医療を進めます。









医師の人事

小野 仁志 外科部長→副院長 平成18年8月21日
二宮 克彦 放射線科部長→副院長 平成18年8月21日
西村 哲一 副院長→嘱託 平成18年8月21日








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一昨年の創立50周年を記念して開催されました「市民健康教室」を好評につき第2回目を平成18年9月16日に西条市総合文化会館 小ホールで行ないました。
今回は「健康を守るために、聞いておきたい専門医の話」と題して、3名の医師が
各々の専門分野から分かりやすく話をしました。
その中から2例をご紹介させていただきます。

    放射線科 副院長 二 宮 克 彦

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  内科医長 藤 原 正 純



内科医長 藤 原 正 純

  『本当は怖いメタボリック症候群』

昨今、厚生省がテレビ、新聞等で頻繁にメタボリック症候群の事を多く採り上げていますが、それは、将来予想される医療費をいかに抑制するかそしてその為には予防医学に力を入れなければ年々増大する医療費に歯止めがかからないと考えられるからです。

人間には寿命がありますのでいつまでも元気にとは望めませんが、なるべく健康な心身で、出来ましたら、自立した状態で長生きする事が好ましいのではないかと考えております。

メタボリック症候群の恐い所は、内臓脂肪が多いとその内臓脂肪から多くの悪玉物質が分泌されまして、血管をボロボロにしてしまい動脈硬化をどんどん進めて、挙句の果ては脳梗塞、そして、半身不随、寝たきり、認知症になってしまいます。又、心臓も障害を受け、狭心症、心筋梗塞になってしまいます。介護をしてくれる家族がおられます方はまだしも、おられない方は入る施設も一杯で申し込んでも何年も待っているのが現状です。医療機関においても昔の様に希望で長期に入院することが困難になりつつあります。いわゆる、温情入院、病院に預けてしまえば後はもう時折お見舞いに行けば特に介護はしなくても済む、楽だと言う制度は無くなってきています。

厚生省は在宅医療、在宅介護を原則にしています。一方で医療費の自己負担額も老人といえども段々増えてくる事は容易に想像がつきます。とにかく、自分の面倒は、自分で看なければならない時代がもうそこで来ています。いかに病気にならない様に予防に力をいれ、年老いても自分で食べ、自力で歩き、排泄も自分で出来る状態でおりませんと悲惨な将来が待っています。そのために若く元気な時から内臓脂肪を減らし、糖を下げ、血圧もいい状態に保ち、中性脂肪を低くしましょう。

病院や医師を選ぶのにも待ち時間が少ないからとか昔から診てもらっているからと言う利便性、遠慮で選ぶのでは無く、どの医師が何の専門かそしてご自分が複数の病気を持っているときは、特に一ヶ所、一人の医師で診療を済まそうとしないで病気別に専門別に受診することをお勧めします。

私は、何でも診れる医師はいないと思っています。何でも診れる振りをする医師は沢山いるようです。都会において患者は、そのような事は許しません。では地方ではその様な事はいいのでしょうか。よくお考えになった方が宜しいでしょう。どのような診療形態を望まれるのも患者の自由ですし、患者自身の責任です。又、セカンドオピニオン、サードオピ二オンと言った主治医にかかりながらも第2、第3の別の医師の意見、診察を受けるのも患者の自由ですし、立派な権利です。又、主治医を交代するのも患者の自由です。遠慮したり、気兼ねしたりする必要はありません。

これを機会にご自身の病院、医師選びの方法をよくよく熟慮されましては如何なものでしょうか。

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  外科 副院長 小 野 仁 志



外科 副院長 小 野 仁 志

  『乳がんを早く見つけるコツ』

 現在、女性にとって、もっとも注意の必要ながんは、乳がんです。なぜならば、病気にかかる可能性(罹患数といいます。)が他の癌腫よりも高いからです。日本では、年間約4万人の方が乳がんに罹患し、約1万人の方が死亡しています。例えば、米国では、年間乳がん罹患が20万人、乳がん死亡が4万人ですが、死亡数自体は減少傾向にあります。しかしながら、日本では、乳がん罹患数、死亡数ともに増加しつつあります。乳がんは、早期に発見し早期に治療すれば、治る可能性が高い、一方、進行した乳がんは治りにくく、再発、転移の可能性が高くなります。

 したがって、今後の目標は、『乳がんがたとえ増加しても、乳がんによる死亡は減少した。』とすることです。そのためには、ぜひとも、早期での乳癌発見が必要です。

 自分の体を自分で乳がんから守るためには、早く見つける必要があります。

そのコツは、次の4つの点を守ることです。

1)乳がんがどんな病気かを理解すること。

2)定期的に自己検診を行うこと。

3)検診を利用すること。

4)乳腺に気になることがある場合、診察を受けること。

 乳癌患者さんに発見のきっかけについて、アンケートした調査では、

 1.自己検診(40%) 
 
 2.医療施設の検診(健康診断)(28%)

 3.偶然(お風呂などで発見)(27%) 4.その他(5%) であり、

 この結果からは、自己検診あるいは偶然自分で発見したものも含め、患者本人が乳がんを発見した方が6割以上います。したがって、乳がんは自分が発見する病気ともいえます。(もちろん、触診で触れない乳がんもありますので注意が必要ですが。)

 是非とも、自己検診の実施を習慣としましょう。

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いも炊き

今年も恒例の「いも炊き」が9月12日(火)に行われました。

当日はお天気が微妙で?? 延期か決行か?? 幹事長が進退を賭けての判断?? での決行決定でした。

その執念からか何とかお天気も持ち、予定通り沢山の職員や家族でにぎわい、そろそろお芋も煮えてきたとき、「ポツ、ポツ」と雨が降り始めました。この雨で参加者が一斉に席を立ち始め???と思いきや、全くお構い無しに盛り上がっているではないですか。・・・「恐るべし西条中央病院!!」

その後も雨が降りしきる中、延々と宴は続き、お鍋は空っぽ、ビールも売り切れ、最後に残った冷酒1本が誰かのかばんに消えた気がしたのは私の気のせいでしょうか?? 

幹事の皆さん、準備や片付け本当にご苦労様でした。

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第41回 TQCサークル活動発表会

西条中央病院では、年2回TQCサークル活動発表会を行なっています。
今回ですでに第41回を数えます。20年以上もこの活動が行なわれています。
各部署は業務の質をより良いものにするためミーティングを重ね、計画し、実施していきます。
優秀な発表には賞が与えられるためそれも目指して頑張っています。

院長賞に選ばれて記念撮影を行う2病棟スタッフ

テーマ 部 署
院長賞 ナースのコストマネージメント 2病棟
優秀賞 簡易懸濁法への道〜導入1年後における問題点の解決を目指して〜 薬 局
優秀賞 “あなたの職場にバス健診を宅配します!” 健診部
特別賞 病棟との連携強化を目指して リハビリ
努力賞 おいしく食べて目指せ100歳(口腔ケアは大事だよ) 通所リハビリ
行き詰ったカルテ庫 医事課
ムダのないOP前オリエンテーション 4病棟
これであなたも操作の達人! OP・中材
劇的ビフォーアフター〜整理整頓で一気に能率アップ〜 内 科

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