発行元/医療法人 同心会 西条中央病院


目  次
 アレルギー性鼻炎の現状と治療
 西条中央病院基本理念
 TQC活動発表会
 医師移動のお知らせ
 患者さま満足度調査結果について
  外 来
  入 院






「アレルギー性鼻炎の現状と治療」


耳鼻咽喉科 医長 
木 ア 久 喜

 アレルギー性鼻炎は鼻粘膜のT型アレルギー性疾患で、原則的には発作性反復性のくしゃみ、水性鼻汁、鼻閉を三主徴とする。全国調査による有病率はダニ・ハウスダストによる通年性アレルギー性鼻炎が約18%、スギ花粉症が13〜16%、イネ科、キク科、ヒノキなどスギ以外の花粉症が約10%とされている。最近ではスギ花粉症の増加が全国的に著しく、ダニ・ハウスダストアレルギーは都市部では横ばい、町村部では増加傾向とされている。

 そのアレルギー反応は、まず花粉などの抗原が鼻粘膜に付着し、肥満細胞からヒスタミンが放出されることで始まる。ヒスタミンは鼻腔の知覚神経を刺激し、くしゃみ中枢を介してくしゃみ発作を起こす。同じ刺激が分泌中枢、副交感神経を介して鼻腺から鼻汁を分泌する。つまり、くしゃみと鼻汁は一連の反応と考えられる。一方ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサンA2などは鼻粘膜血管を直接刺激し、その透過性亢進、拡張、血流うっ滞などにより鼻閉を起こす。

 くしゃみ、水性鼻汁、鼻閉の三主徴をもち、鼻汁好酸球検査、血清IgE抗体検査(または皮膚テスト)、誘発テストのうち2つ以上が陽性ならばアレルギー性鼻炎と確定診断できるが、1つのみ陽性でも典型的症状を有し、アレルギー検査が中等度以上の陽性であれば診断してよい。また副鼻腔炎の合併を調べる為レントゲン検査やCT検査を併せて行うことがある。

 薬物治療として軽症例では第2世代抗ヒスタミン薬(抗Hi)が使用される。中等症のくしゃみ・鼻汁型では抗Hi、鼻閉型では抗ロイコトリエン薬(抗LTs)または抗トロンボキサンA2薬(抗TXA2)が使用され、いずれの型も必要により噴霧用局所ステロイド薬が追加される。重症のくしゃみ・鼻汁型では抗Hiと局所ステロイドが併用され、鼻閉型では抗LTsまたは抗TXA2と局所ステロイドが併用される。重症の鼻閉型では点鼻用血管収縮薬も短期間に限り使用されるが、漫然と使用を続けると薬剤性鼻炎を起こし、慢性的な高度の鼻閉を来たすため、十分注意が必要である。なお一部の施設で行われている高用量ステロイド筋肉注射は副作用発現の問題もあり、十分に適応を吟味されるべき治療法である。

 重症例では薬物治療以外にも、鼻粘膜の変調を目的としたレーザー鼻粘膜レーザー焼灼術、鼻腔通気度の改善を目的とした粘膜下下鼻甲介切除術、鼻中隔矯正術、鼻茸切除術、鼻汁の改善を目的とした後鼻神経切断術など手術療法を行うことがある。

 今日、アレルギー性鼻炎(花粉症)はわれわれ日本人にとって国民病と言っても過言ではない。今後も患者は増え続けると予想される。決定的、根本的治療法が見出されていない以上、それぞれの患者が自身の病状を理解し、自分のライフスタイルに合った、安全かつ適切な治療を選択することが望まれる。


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 西条中央病院基本理念と行動指診

西条中央病院基本理念 行動指針

1.西条中央病院は、創立の基本理念である「地域社会への奉仕の精神」に基づき、地域の皆様の健康を支えることを目標に努力します。

2.理念達成のため「生命の尊厳と人間愛」を基本にして、医療の近代化を進めるとともに、親しまれ、信頼される高度な医療を提供します。


1.私達は 患者様中心の医療を提供します。
2.私達は 常に医療水準の向上に努めます。
3.私達は 思いやりと同心協力の心を大切にします。
4.私達は 患者様の持つ権利を尊重します。
5.私達は 開かれた医療を進めます。

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第40回 TQC活動発表会
“緊急時の対応や備えについて”


栄養課
神原淑恵

栄養課では昨年10月より給食サービスの委託化となり、仕入れ・調理・配膳方法が大きく変化しました。もしもの場合は早期の対応が必要と考えこの機会にマニュアルを作成することにしました。その他、私達を取り巻く環境は、地球温暖化現象により近年異常気象が続き、昨年、一昨年には台風の災害に大きく見舞われ、この周辺でも今までに無い被害に遭いました。その為、異常気象の影響は身近なところに迫ってきていると感じており、万が一の場合に備えて迅速な行動ができるように“緊急時の対応や備えについて”というテーマに絞り、目標は“緊急時に落ち着いて対応できるよう、現状を把握し、備えができる”としました。


  写真1
 対策は、@現状の設備を把握しました。主要ライフラインの電気・ガス・水道・蒸気の供給方法・緊急時対応・業者による点検項目の確認を行いました。まず電気設備では異常時の切り替え体制が整っており、厨房には非常用電源が備えてあります。プロパンガス設備は異常時には供給が自動的に停止されますが、停止後も一時的に供給できるシステムがあります。水道設備は、院内に備蓄水を設けております。蒸気は代用ができないため緊急時には早期修復が必要です。現状の設備点検として一覧表にしてマニュアルに加えました。対策Aは、食中毒時・災害時対応のマニュアルの新規作成を行いました。対策Bは、スタッフ教育・訓練の実施として備蓄米の試験調理と試食を行いました。

  写真2

 備蓄乾燥米に、熱湯または冷水を入れよく混ぜ(写真1)、熱湯の場合15分、冷水の場合60分待つと完成です(写真2)。試食の感想は、やや硬めのご飯に仕上がりましたが、準備物は備蓄乾燥米のセット(写真3)と熱湯または冷水のみでよく、火が不要なため、緊急時には役に立つと思います。備蓄米の保障期間は5年間です。


  写真3

 効果としましては、現状の設備や緊急時の対応を一覧表にしたことにより、手順が明確になりました。マニュアルを作成したことにより、食中毒時には手順方法・連絡方法が明確になり、緊急時に伴い業者との患者食を契約することにより、迅速な対応を行うことができます。災害時は、火災・台風・地震と各災害別に分けたことにより、即時の初期対処方法を記すことができました。

 今後の課題としては、今回のテーマは対象範囲が広く、活動内容を絞ることが難しかったため、今後は内容をより深めるとともに、事前の管理も現状以上に徹底したいと考えています。


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医師異動のお知らせ 

      平成18年4月1日       平成18年3月31日
   内 科  中村 真胤        内 科  持田 賢治
 内 科  高山 宗三     内 科  河野 珠美
 内 科  森  英城  小児科  手塚 優子
   小児科  松浦 健治  整形外科  松本 彰男
   整形外科  山内 隆  産婦人科  山中 研二
 放射線科  加藤 潤子


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接遇委員会の活動として平成17年11月1日〜12月31日の間、患者さまの病院に対する満足度を調査するアンケートを行わせていただきました。

アンケートには多数の方にご協力をいただき誠にありがとうございました。

下記の結果以外の個々にご指摘をいただきました内容につきましても対応を検討し、病院をご利用いただく皆様に満足していただけるよう改善に向けての取り組みをしたいと思います。

外   来 
● 医師へのご意見 悪い 良い
1.言葉遣いを含めた態度について(悪い・良い) 5 546
2.治療や検査などの説明の時間や回数(足りない・充分) 24 506
3.説明内容は(わからない・わかった) 13 510
4.患者様から医師に対しての質問(しにくい・しやすい) 24 504
5.思いやりについて(ない・ある) 15 509
● 看護・介護職員へのご意見  悪い 良い
1.言葉遣いを含めた態度について(悪い・良い) 2 492
2.看護や介護、検査などの説明の時間や回数(足りない・充分) 12 454
3.説明内容は(わからない・わかった) 12 454
4.患者様から看護・介護職員に対しての質問(しにくい・しやすい) 16 425
5.思いやりについて(ない・ある) 15 462
● 検査部門へのご意見 悪い 良い
1.言葉遣いを含めた態度について(悪い・良い) 7 409
2.検査をするときの説明(足りない・充分) 15 368
3.説明内容は(わからない・わかった) 9 377
4.患者様から検査をする技師に対しての質問(しにくい・しやすい) 26 369
5.思いやりについて(ない・ある) 7 368
● 事務職員へのご意見 悪い 良い
1.言葉遣いを含めた態度について(悪い・良い) 16 441
2.受付での説明や案内(足りない・充分) 20 429
3.説明内容は(わかった・わからない) 108 328
4.患者様から事務職員に対しての質問(しにくい・しやすい) 52 380
5.思いやりについて(ない・ある) 37 380
● 予約制及び待ち時間についてのご意見 悪い 良い
1.予約時間通り診察(出来ない・出来る) 90 320
2.希望の日時で予約(出来ない・出来る) 22 377
3.待ち時間(1時間以上・30分以上・30分未満) 1時間以上
73
30分以上
111
30分未満
257
4.2つ以上の科を受診した場合の連携(悪い・良い) 28 243
5.待合の設備【テレビ・椅子など環境面】(悪い・良い) 33 374

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入   院
● 医師へのご意見  悪い    無回答   良い  
1.言葉遣いを含めた態度について(悪い・良い) 0 3 204
2.治療や検査などの説明の時間や回数(足りない・充分) 10 6 191
3.説明内容は(わからない・わかった) 11 6 190
4.患者様から医師に対しての質問(しにくい・しやすい) 19 5 183
5.思いやりについて(ない・ある) 6 7 194
● 看護・介護職員へのご意見 悪い 無回答 良い
1.言葉遣いを含めた態度について(悪い・良い) 1 3 203
2.看護や介護、検査などの説明の時間や回数(足りない・充分) 7 5 195
3.説明内容は(わからない・わかった) 6 12 189
4.患者様から看護・介護職員に対しての質問(しにくい・しやすい) 11 4 192
5.思いやりについて(ない・ある) 4 5 198
● 検査部門へのご意見 悪い 無回答 良い
1.言葉遣いを含めた態度について(悪い・良い) 4 25 178
2.検査をするときの説明(足りない・充分) 12 27 168
3.説明内容は(わからない・わかった) 10 20 177
4.患者様から検査をする技師に対しての質問(しにくい・しやすい) 21 22 164
5.思いやりについて(ない・ある) 7 30 176
● 事務職員へのご意見 悪い 無回答 良い
1.言葉遣いを含めた態度について(悪い・良い) 4 33 170
2.受付での説明や案内(足りない・充分) 9 42 156
3.説明内容は(わかった・わからない) 21 43 143
4.患者様から事務職員に対しての質問(しにくい・しやすい) 15 44 148
5.思いやりについて(ない・ある) 9 47 151
● 食事についてのご意見 (入院のみ) 悪い 無回答 良い
1.献立内容(悪い・良い) 51 22 134
2.配膳されてくる時間(早い・遅い・良い) 26 23 158
3.盛りつけ方や器など見た目(悪い・良い) 28 16 163
4.味はいかがですか(悪い・良い) 54 25 128
5.食事の量は(少ない・適量・多い) 39 105 63

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