こんにちわ誌

2017年12月号
今日からできる新習慣!リッドハイジーン(眼瞼清拭)  眼科部長 松岡 美紀子

 皆さん、髪の毛を洗う習慣はありますよね。では、「まつげ」を洗っていますか?

 まつげには、いろんな汚れが付着します。ほこりや皮脂、落としきれなかったアイメイクなど。これらの汚れ、普通に洗顔しただけだと意外と残ってしまいがちです。そして汚れが付着したままだと、様々な目のトラブルを引き起こします。目のゴロゴロ感、かゆみ、かすみ、ものもらい、ドライアイ症状など。また、まつげの根元に「まつげダニ」というダニが住み着いたり、雑菌が繁殖して炎症を起こしたりもします。

 まぶたの中には、マイボーム腺という脂肪の分泌腺があります。ちょうどまつげの根元近くに開口部があるので、汚れがたまるとマイボーム腺がつぶれて働きが悪くなってしまいます(マイボーム腺機能不全)

 このような目のトラブルを防ぐために、今日からできる新習慣、それが「リッドハイジーン(眼瞼清拭)」です。やり方は簡単。洗顔するときにまつげを意識して指の腹でやさしくなでるように洗いましょう。まぶたの皮膚は薄いので、ゴシゴシこするのは禁物です。石鹸を使わなくても、ぬるま湯で洗うだけでも多少の効果は期待できます。朝晩2回、習慣として行いましょう。

 こだわりたい方や、石鹸が目に染みるのが気になるという方は、アイシャンプーというリッドハイジーン専用のアイテムもありますよ。洗うのは怖いという方は、ふき取る方法もあります。目元専用の清浄綿(手指用のものは絶対に使わないで!)で、まつげの根元をやさしくふき取る方法です。

 リッドハイジーンの前にまぶたを温めると、より効果的と言われています(温罨法)。脂肪が溶けて汚れが取れやすくなり、マイボーム腺のつまりを緩和する効果があります。目の周りの血流もよくなり、疲れ目やドライアイにも効果的です。(アレルギー性結膜炎など炎症のある方は、温罨法により充血やかゆみが強くなる可能性があるので、主治医とご相談くださいね)

Copyright © 2018 西条中央病院 All Rights Reserved.