こんにちわ誌

2016年3月号
血圧自己測定のすすめ  内科医長 森 英城

 30歳以上の日本人男性の60%、女性の45%が高血圧と言われていますが、皆さんはいかがでしょうか?

 高血圧は心血管病(脳卒中および心疾患)の最大の危険因子ともいわれており、健康寿命に大きな影響を与える病気です。一方で、癌などの病気と比べると「軽く」考えられがちな病気でもあります。

 健診など、高血圧スクリーニングの普及により、若い内に高血圧の発症を見つけることができるようになりましたが、適切な管理につなげることができていますか?

 健診の結果説明で「便潜血が陽性です。大腸癌の疑いがあるので、早めに病院受診と精密検査を」と指導されることはあっても、「血圧が高いのですぐに治療して下さい!」と言われることはまずありません。「血圧高値が続くようであれば病院受診を」と指導され、次回健診まで放置になる方が多いのではないでしょうか?

 健診などで指摘された高血圧の管理としておすすめしたい一つの方法は、公共施設や病院などに備え付けの血圧自己測定器を利用することです。血圧測定器の前に座って1~2分安静にした後、1回もしくは2回の計測を行いましょう。上が135、下が85を越えていたら高血圧が疑われます。日を変えて測定を続けても、同様の血圧であれば、病院受診を考えても良いのではないでしょうか。

 より積極的に血圧管理にとりくむのであれば、家庭血圧計の購入も良いと思います。初期費用は必要ですが、長い目で見れば、決して高い買い物ではありません。購入の際は上腕型の血圧計をお求め下さい。

 

 

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