こんにちわ誌

2015年11月号
整形外科Q&A   整形外科医長  福田 高彦

日頃の外来で、患者さんからよく聞く質問についていくつかお答えします。

 

Q1.レントゲンとかCTとかMRIとか、なんで何回も検査をするの?違いがあるの?

 

A1.整形の画像検査の基本はレントゲンです。情報量ならCTやMRIのほうが多いのですが、毎回CTやMRIの検査することは不可能です。レントゲンでは主に骨の状態をチェックします。CTは骨の状態を更に詳しく見ることができます。色々な方向から骨の状態を見ることが出来るのがポイントですね。MRIは脊髄などの神経の状態、膝の半月板や靭帯、炎症の広がり具合等を見ます。腫瘍の検査にも使ったりします。CTはレントゲンに比べると格段に被曝量が多いのですが、それでも300回くらい受けて初めて自然放射線の多い地域の人が一生に浴びるくらいの量とされています。なので、1日に数回レントゲンをとったとしても、ほぼ人体に影響はありません。

 

Q2.前の病院や前回の検査では骨折が無いと言われたのに・・・

 

A2.骨折は初期の不全骨折(いわゆるヒビですね)は、初回の検査では分からないことがあります。時間が経って、そこに負荷がかかったりして初めて明らかな骨折線として見えてくることがあります。特に背骨や大腿骨の付け根の骨折ではこのようなことが多いです。また、肋骨骨折などのように、ある特定の方向のレントゲンでは骨と骨が重なってうまく捉えられないこともあり、この場合も最初は骨折がわからないことがあります。1週間たっても痛い、酷い内出血がある、負荷がかかると痛みが酷い、などの場合は数日して再度レントゲンやCTの検査を受けてください。

 

 

 

 

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