こんにちわ誌

2015年2月号
進化する糖尿病治療  糖尿病内科・健康管理センター長  藤原 正純

 2 型糖尿病の治療薬として現在,低血糖の危険が少ないピオグリタゾン(アクトス),ビグアナイド剤(ジベトス),α-グルコシダーゼ阻害剤(ベイスン、セイブル),インクレチン製剤:DPP Ⅳ阻害剤(ネシーナ、リオベル),GLP-1 製剤:(ビクトーザ),SGLT-2 阻害剤(アプルウエイ)の6 種類と,低血糖の可能性がある膵β 細胞刺激剤「短時間作用型:グリニド剤(グルファスト、グルベス),長時間作用型:SU:スルフォニルウレア剤(アマリール)」の2 剤,インスリンの9 剤が使用可能です。

 

 特に、アマリールは、約20時間弱った膵臓を無理やりに刺激してしまい、膵臓がもっと疲弊しますし、食前や夜間の低血糖が心配です。食事が遅れても、少なくても低血糖は起こってしまいます。私は全く、SU:スルフォニルウレア剤(アマリール)は使用せずに、血糖管理を考えております。膵臓を護り、腎臓も、心臓も守りながら、低血糖を起こさない様に努めております。

 

 今回、新薬として、尿に糖を捨ててくれる、そして痩せる薬としてSGLT-2 阻害剤(アプルウエイ)が登場しました。まだ、2週間しか処方出来ませんが、本年6月からは通常通り、長期処方も可能です。但し、尿に糖を捨てる際に尿として水分も捨ててしまいますので、脱水にならない様に充分な水分補給(お茶、コーヒーなどカフェインの入っていないお水、麦茶など)が必要です。今後、糖尿病の薬は、飛躍的に進化する予定です。インスリンが飲み薬になる日もそう遠くではありません。私が、当院で診療している間は、積極的に新しい診療を行っていくつもりです。

 

 

  

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