こんにちわ誌

2014年11月号
血管年齢と動脈硬化      循環器科 部長 中村真胤

 “人は血管とともに老いる”と言われるように。血管は、だれでも年齢とともに徐々に硬くなり、老化していきます。血管が弾力性を失って硬くもろくなった状態が、動脈硬化で、「血管年齢」は血管の老化度、つまり動脈硬化がどれだけ進んでいるかをあらわすものです。

 

 動脈硬化の要因には加齢以外にも血液中にコレステロールや中性脂肪が過剰になる脂質異常症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病、肥満、運動不足、ストレス、喫煙などが挙げられます。動脈硬化自体はほとんど自覚症状がありませんが、放置すると血管がつまったり破れやすくなったりし、脳卒中や狭心症、心筋梗塞など命に関わる重大な病気を引き起こします。

 

「血管年齢」は血圧脈波といって、心臓から血液が送りだされる時の鼓動が血管壁を伝わるスピードを測ることで非常に簡単に測定することができます。「血管年齢」が年相応か若ければ問題ありませんが10歳も20歳も上であれば脂質異常症、高血圧、糖尿病などの生活習慣病が疑われ脳卒中や狭心症、心筋梗塞のリスクが高く注意が必要です。

 

 血管を若くしなやかに保つためには、毎日の生活の中で生活習慣病などの動脈硬化の要因を避けるよう努めることが大切で、バランスのとれた食生活や適度な運動、十分な睡眠、禁煙など生活改善が基本になります。

 

 あなたの血管は年齢相応の若さを保っているでしょうか?「血管年齢」をチエックして早期診断、治療に役立ててみてはいかがでしょうか。

 

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