こんにちわ誌

2013年11月号
鼻出血について    耳鼻咽喉科医長  宋 碩柱  

 ちょっとした「鼻ほじり」や「はなかみ」などがきっかけで私たちは誰でも鼻出血の経験はあるかもしれません。夜寝ている間に鼻をほじっている子供さんなどでは朝起きると枕が血で汚れていた、とか大人の方でも血をみるとびっくりして興奮して血圧があがってしまいさらに出血がひどくなったりと、やはり鼻出血はいやなものです。
 誰にでも起こる鼻出血の9割強は鼻の入り口すぐのところにある「キーセルバッハ」という場所からの出血で、健康な方のこの部位からの鼻出血であれば下記のような家庭での対応が可能です。

○まず行うべき鼻出血への対応:
 手前からの出血でも鼻の構造が、咽頭(のど)に向かって下り坂になっているため、血液はのどに流れやすいです。この血液は飲み込まないようにし、下を向いて頭を下げ鼻の入り口の孔が完全に塞がるように両側の鼻翼(鼻を膨らませるときに動かすことのできる柔らかい部分)を指でしっかりはさんで圧迫してください。15分程度圧迫すると止血します。
 鼻出血は一度出ると1ヶ月程度は繰り返すこともあります。日常生活に支障がでることもあり、そのような場合には近くの耳鼻咽喉科を受診してください。

○ワーファリンやバイアスピリンなどを内服されている場合の鼻出血:
 心臓の病気や脳梗塞の既往などがあり血液をサラサラにする薬(ワーファリンやバイアスピリンなど)を内服されている方では主治医に相談のうえ休薬が必要なこともあります。まずかかりつけ主治医への相談や近くの耳鼻咽喉科へ受診をしてください。場合によって当科への紹介のうえ、専門的加療が必要になるケースも含まれます。(耳鼻咽喉・頭頸部外科)

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