こんにちわ誌

2013年7月号
予防接種(ワクチン)と小児の感染症            小児科部長 大藤 佳子

 赤ちゃんが生まれると、当院では授乳指導や育児指導と一緒に、これから受けるべき予防接種についての指導を行なっています。ここ数年、WHO(世界保健機関)が推奨している、ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン・ロタウイルスワクチンなどが日本でも承認・発売されました。日本では1歳前までに接種したほうがよいワクチンが6種類あり、複数回接種する必要があるワクチンもありますので、計画的に接種していく必要があります。赤ちゃんをワクチンで予防できる感染症から早く守るために、複数のワクチンを同時接種することも多くなりました。

 細菌やウイルスなどの病原体が体に入ると感染症にかかりますが、体の免疫が正常に働いてくれると、体はその病原体を排除して感染症を治そうと働いてくれます。ワクチンで前もって体に免疫をつけることによって、その感染症にかからなかったり、自然に感染するより症状が軽くすんだりするのです。

 保育園や幼稚園に行き始めて2~3ヶ月は、たくさんの病原体にさらされる機会が増え、よく熱を出すようになります。偏食で栄養のバランスが悪い(特に野菜嫌いでビタミンが摂れない)、夜更かしをして睡眠不足になることなどで免疫が低下すると、さらに熱が出やすくなります。

 健康的な生活が送れるように食事や睡眠に気をつけ、ワクチンを積極的に受けて、家族みんなで感染症にかからないようにしましょう。

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