こんにちわ誌

2011年3月号
「スギ花粉症」 耳鼻咽喉科医長 松本宗一

「スギ花粉症」

 愛媛県の有病率は約20%とも言われ(全国平均は約16%, 2005年)、毎年春先になると多くの方がスギ花粉症に悩まされます。スギ花粉の飛散量は前年の夏の気温の影響を受けるため、2010年の夏が非常に暑かったことから2011年の飛散量は非常に多いと予想されており、十分な対策が必要です。

スギ花粉症はアレルギー性鼻炎の一つで、抗原であるスギ花粉が鼻粘膜に付着しアレルギー反応が生じるため、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが出現します。花粉の本格飛散は2-4月頃ですので、その間憂鬱な症状に悩まされることになります。

主な対策としては、まず花粉の吸い込みを減らすことです。テレビやインターネットなどの花粉飛散情報を参考にしながら、花粉の多い日はマスクを着用するなど、少しでも鼻粘膜に接触する花粉量を減らすことにより症状を軽くすることができます。

もうひとつは薬物療法です。内服薬、点鼻薬などを組み合わせて治療を行いますが、特に強い症状を示す場合は初期療法が勧められています。花粉が本格的に飛散し始める時期(だいたい2月の中頃~終り頃)の1-2週間前、まだ症状が出現していない時期から薬物治療を開始することにより、シーズン中の症状を軽くしたり、症状の出現時期を遅らせることができます。本格飛散が始まり症状が出現してから治療を開始する場合と比べ、ずいぶんと楽に過ごせます。

これらの方法を組み合わせて、自分に合った治療法で少しでも快適なシーズンを過ごして下さい。

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