こんにちわ誌

2008年12月号
「高病原性インフルエンザの発生に備えて」 循環器科部長 太宰康伸

「高病原性インフルエンザの発生に備えて」

 現在、鳥インフルエンザが、人への強い感染を獲得して大流行することが非常に懸念されています。今回、大流行時の対策についてお伝えしようと思います.

 大流行時の対応で最も大事なことは、感染をしないことですが、それには、大勢の集まる場所(駅、劇場、ショッピンセンター等)には、行かないようにすることです。特に、病院には感染者が殺到する可能性が高いので、必要時以外は受診を控えてください。そのため、定期的に病院にかかっている方は、自分用に一ヶ月分程度の薬剤を備蓄しておくことをお勧めします。大流行の始まりから終焉まで、波状の流行を繰り返すといわれていますが、2~8週間が想定されていますので、大流行が始まれば、可能な限り家から出ないようにして、大流行が過ぎ去れるのを待つことが最も賢明です。そのためには、家族の人数分の食品・日用品を最低2週間程度は、備蓄しておくことが必要です。

 どうしても外出が必要な場合には、必ずマスクと手袋を着用してください。その理由は、ほとんどの方は、感染者が咳をして喀出した飛沫に含まれるウイルスを吸い込んで感染すると思われていますが、実際には、感染者の手にウイルスが付着し、その手で触った物にウイルスが移り、次の人が手でその物を触り、触った手で、目、口、鼻の周りを触ることで、ウイルスに感染する場合の方が多いからです。また、うがいも一定の効果がありますが、消毒薬そのものに正常粘膜を痛める作用があるため、日頃からの消毒薬を使ってのうがいはおすすめしません。

Copyright © 2017 西条中央病院 All Rights Reserved.