こんにちわ誌

2008年2月号
「学校健康診断」 小児科医長 髙橋由博

「学校健康診断」

 春の訪れはまだ少し先ですが、新入学に向けて準備を始められている親御さんもおられると思います。

 わが国では明治時代から学校健康診断を行っており、今では様々な検査を通して子供達に注意すべき病気がないか定期的に調べています。身体測定とその経過から低身長や肥満症などを、心臓健診から不整脈や生まれつきの心臓疾患(先天性心疾患)を、尿検査から腎臓疾患や糖尿病を、血液検査から貧血、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病を、視力検査から近遠視、斜視等を、その他に聞こえの問題(難聴)、高血圧、側彎なども調べられています。近年注目されているメタボリックシンドロームも学校健康診断でチェックできないか検討されつつあります。

 4月からの短期間で多数の子供達の診断をしますので最初から詳しい検査はできません。初回健康診断で気になる場合は、各医療機関での診察や詳細な検査(精密検査)より注意すべき病気がないかを診断します。中には何らかの運動制限をしなければならない病気もあります。この時、学校の先生、養護教諭と病院間では学校生活管理指導表を用いて適切な制限で学校生活が過せるようにしています。

 一学期末までに学校から要精密検査のお知らせをいただいた親御さんは放課後や夏休みを利用してかかりつけ医、専門医に相談しましょう。

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