こんにちわ誌

2007年11月号
「救急医療の後退から身を守るために」 副院長 外科 小野仁志

「救急医療の後退から身を守るために」 

 地方医療の崩壊が話題になっている今日この頃ですが、西条・新居浜地域の救急医療も例外ではありません。

 ご存知のように、市立周桑病院が、医師不足から、整形外科、脳神経外科、小児科の常勤医が不在となっています。また、済生会西条病院も脳神経外科の常勤医師が不在となっています。また、三次救急病院である県立新居浜病院も麻酔科医師がおらず、整形外科、小児科医師が減少し、三次救急患者の受け入れが不備となってきました。西条・新居浜地区の夜間の事故、急患に対する受容れ許容量が低下しています。

 以上のような周辺病院の影響もあり、西条中央病院への救急車による搬送も増加し、また、重傷者の搬入も増えてきています。当分の間、この状況は改善しそうにありません。

このような状況で、最も大切なことは、先ず第1は、交通外傷など事故そのものを減少させることが大切です。多発外傷で最も多い交通事故にあわない事です。近場の距離でも必ずシートベルトをしましょう。交通事故が減少するだけで、多発外傷の救急患者は減少するでしょう。

 2番めには、出来るだけ昼間に病院を受診することです。夜間は、どの救急病院も医師・看護師などの人数配置に制限があり、一度に診察できる患者数は限定されています。特に多発外傷、重篤な疾患の患者さんが搬送された場合、次の患者さんを診る余裕がなくなる場合もあります。従って、救急なのに、待たされるということが発生します。

 根本的には、医師数、看護師数を増加させ、救急医療に対する診療報酬を上げる必要があると思います。これらは、まだ、議論の段階であるため、即効性が期待できません。

 自分が、『まさか』の事故にあわないようにする事が即効性のある事と思います。

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