こんにちわ誌

2006年11月号
「肩関節周囲炎について」 整形外科医長 山内隆

「肩関節周囲炎について」

肩関節周囲炎は中年以降に発症する肩の痛みと関節可動域制限を特徴とする疾患です。

 発生年齢は50歳代が多く60歳代がこれに続きます。急性、亜急性、慢性の3期に分けられます。すぐ治ると思っていたが治まらなくてと痛みと可動域制限を訴えて来院される亜急性の方がほとんどです。痛みは肩関節だけでなく頚部や上肢に放散痛がある場合もあります。特に夜間の痛みが強いのが特徴です。
 
症状の原因はさまざまで一様ではありません。肩関節の癒着や関節包の縮小、肩峰下滑液包の障害、腱板の変性や断裂、上腕二頭筋長頭腱の炎症などを生じていることがあります。患者さんへの侵襲の少ないMRIで診断可能です。

 治療は理学療法が主体となります。痛みの強いときは愛護的に消炎鎮痛のために物理療法を行いその後、運動療法を開始します。また消炎鎮痛のための肩関節内注射も有効です肩関節(肩甲上腕関節)注入と肩峰下滑液包注入があり薬剤としてはヒアルロン酸製剤や局所麻酔剤とステロイドの混合剤が用いられています。

 肩の痛みや挙上制限でお困りの方はぜひ整形外科の外来を受診してください。緒検査による診断の後、当院には熱心な理学療法士、作業療法士がおりますので理学療法などの治療を施行させていただきます。

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