こんにちわ誌

2005年12月号
「胸痛について」 内科医長 佐藤澄子

「胸痛について」

内科外来には、胸痛を訴える患者様が結構来院されます。

胸痛の原因には、大きく分けて、心臓由来、肺由来、消化器由来、筋骨格由来の疾患があります。心臓由来には、狭心症・心筋梗塞・大動脈解離などがあり、肺由来には、肺梗塞・気胸・肺炎・胸膜炎などがあります。消化器由来には、逆流性食道炎・消化性潰瘍などがあり、筋骨格由来には、骨折・肋間神経痛などがあります

これらの胸痛の中で、私達は、まず、命にかかわる胸痛かどうかを考えます。その上で、心臓由来と肺由来の胸痛は重要です。このため、大抵の胸痛患者様には胸部レントゲン写真と心電図の検査を行います。その他、症状や診察所見をあわせて採血検査などを適宜追加していきます。

検査をして、胸痛の原因すべてが分かるわけではありません。しかし、命にかかわらない胸痛であることを確認するだけでも価値あることだと思います。症状のポイントとして、指先で痛いところを指し示すことが出来るような胸痛やチクチクする胸痛は、命にかかわらない胸痛のことが多いです。手のひらで押さえつけられるような胸痛や絞め付けられるような胸痛は、命にかかわる胸痛を含んでいますので要注意です。

悩まれている方は、気軽にご相談下さい。

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