こんにちわ誌

2005年11月号
「セカンドオピニオン」 副院長 西村哲一

「セカンドオピニオン」

 度重なる台風に打ちのめされた昨年とは違い、穏やかな秋が過ぎようとしています。十一月は霜の月、朝夕の冷え込みが一段と強くなる頃ですが、近年の温暖化でめっきり枯葉に降り敷く霜の姿を見る機会も減りました。それでも季節は白秋から玄冬へと移っていきます。木枯らしの到来ももう直ぐです。自然も人も厚いコートの下に命の力を閉じ込める季節です。

 最近の情報化社会の流れは、医療界にも浸透し、個人情報保護法の施行後、一段とその流れが加速しています。患者様の知る権利と情報保護の狭間で右往左往の状態です。診療は患者様と医療者の間の契約で成り立ちます。お互いに、信頼と納得がなければ成り立ちません。その為、治療に対する説明と納得に付随する色んな書類が行き来します。病状説明書、診療計画書、手術、検査の説明同意書、使う薬の服薬説明書など、一度の入院で交わされる書類も膨大になります。これも自分の病気とそれに対する治療について患者様本人が一番知っておく権利があるとことの証明になります。

 最近、セカンドオピニオンという言葉がよく目に入ってきます。自分の受ける治療が最適な方法かどうか他の医師から判断してもらう方法です。今の医療は医師個人の独断でやられることはなく、その病気に対する治療法のスタンダードは確立していますが、患者様の僅かな不安にも応える方法です。医師はセカンドオピニオンを断りません。十分説明と納得の手段を講じ、不安なときはご相談ください。貴方に最適な医療を保障します。

 そろそろ今年もインフルエンザの季節、予防注射はお済みですか?

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