こんにちわ誌

2005年5月号
「個人情報保護」 副院長 西村哲一

「個人情報保護」

 寒かった冬も一足飛びにはや初夏をおもわせる春です。昨年末から忘れる間もなく繰り返す地震、津波、雪害。ここ数年同じ話題でこの文章を始めているような気がします。それでも尚、人間はその営みを止めません。災害の跡にも春は巡ってきます。

 個人情報保護法という法律をご存知でしょうか?、最近の世の中は何をするにも、個人の情報を証明しないと立ち行かなくなっています。いわゆるカード社会です。その反面、そういったことに使われた個人のプライバシーに関わるいろんな情報が、情報の管理不備から、ほかの分野に流出し、本人の知らないまま利用されています。知らない会社からのダイレクトメールや、勧誘の電話など経験された人は多いと思います。その最たるものがカード偽造や行使による犯罪で、この種の犯罪は防ぐ側より一歩前をいってる感じで減る傾向はありません。

 さて、病院はいわば患者様の個人情報で診断、治療を行っています。それこそ皆さんの本人を含め、家族、親族の方の健康に関する情報をもとに日々の診療にあたっているわけです。そういうことから、医師法には、職務上知りえた情報は決して外部に漏らさないという守秘義務の項目があり、医師はそれを矜持に仕事にあたっています。他の職員も今までもそれは充分注意していましたが、今回の法律ではそれを形に残さなければなりません。私たち職員も誓約書を改めて書きました。外来、入院の書類にも確認の項目があります。

 しかし、親子親族間でも開示が制限されたり、入院情報の電話問い合わせなどにも制限が加わります。スムーズな運営にご協力をお願いします。

 春を満喫してください。

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