こんにちわ誌

2005年4月号
「胃カメラ検査を受けられる方へ」 放射線科部長 二宮克彦

「胃カメラ検査を受けられる方へ」

 胃ガンの死亡率が低下した大きな要因の一つに胃カメラの普及により早期胃ガンの発見率が増加した事が挙げられています。胃バリウム検査で異常がなくてもカメラで早期胃ガンが発見されることはまれではありません。しかし、いまだに胃カメラ検査を受けることに抵抗を感じる方は多いようです。特に初めて検査を受けられる方の不安は大きく検査前夜は眠れなかったと言われる方もいらっしゃいます。また、実際に検査を受けられ苦しい思いをされた方もおられると思います。

 では楽に検査を受ける方法があるのでしょうか?大部分の方はそれほど苦痛無く検査は終わりますが、おう吐反射(えづき)は非常に個人差があり中には苦痛を強く訴えられる方もおられます。考えてみれば体内に異物をそう入されるわけで全く苦しく無いはずはありません。おう吐反射の強い場合は診断する医師の観察も不十分になりがちで病変の見落としにつながる危険性もあります。現在そのような方には鎮静剤を注射し検査を施行しています。鎮静剤の注射により以前カメラで苦しい思いをされた方も非常に楽であったとおっしゃられます。使用の際は血圧をモニターし、血中酸素濃度が自動的に測定できる器具を指に装着して頂き安全には万全を期し検査を行っています。

 現在は非常に早期の胃ガンであれば手術をせず胃カメラで病変を切除(内視鏡的胃粘膜切除術)することも可能となっています。皆様が怖がられることなく安心して胃カメラ検査を受けられることを願っています。

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