こんにちわ誌

2005年2月号
「西洋文明への幻想・能力開発の必要性」 内科主任医長 太宰康伸

「西洋文明への幻想・能力開発の必要性」

人は進歩しているのだろうか。科学技術の発達により、情報が氾濫し生活は便利にはなったが、精神的・文化的には二千年前の人類と大きく変わるところはない。それどころか、従来の教育、道徳等では到底対応できないような様々な社会問題を抱えたまま、その解決の糸口がつかめず右往左往している状態である。更に、西洋文明を基盤とした科学技術の発達が明るい未来を築いてくれるという予測も、現状の世界をみてみると、どうも甘い幻想でしかない。人類は袋小路に立たされているようだ。今ほど、問題解決のための抜本的な能力開発が切望される時代はない。

では、どうすればいいのか。大脳生理学者によれば、人間の脳は根本的に欠陥を持っているとされ、それが、不安定な世界・環境を作り出すだけでなく、実は能力の発揚・開発の大きな障害にもなっているというのである。今ある各種の能力開発法では、脳の欠陥そのものを是正できないだけでなく、脳の欠陥を是正しないで無理矢理に能力を開発しようとすると、精神的・肉体的な異常さえもきたすようになる危険性を秘めていることをご存知だろうか。その解決の糸口は、ヨガ、瞑想、太極拳、原初仏教等、東洋の叡智の中にあると思われる。この難問に解決方法を見いださなければ、私たちとその子供達の未来は、暗く不安定なものとなるだろう。

さあ、あなたならどうするか。

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