こんにちわ誌

2001年11月号
「秋 深 む」 産婦人科 浜田信一

秋 深 む

 今年の夏は記録的な猛暑でした。来る日も来る日もうだるような暑さが続き、体調を崩された方も多かったのではないでしょうか。暑かった日々はいつしか終わり、今年の秋も次第に深まってまいりました。
 日本人は秋が好きです。NHKが十数年前に、「あなたはどの季節が一番好きですか?」という質問を全国でしたところ、約70%の人が「秋が一番好き」と答えたそうです。確かに昔から、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、などと言われているように、この季節は人々が生き生きと活動的になります。また統計的には病気になる人が最も少ない時期なのだそうです。ただ日中快適な秋日和でも朝晩はぐっと冷え込んだりしますので、油断していると身体がついて行かず風邪を引きそうになります。
 ところで、季節に敏感な日本人は、秋の‘涼しい’という季感を表現するだけでも多くの微妙な言葉を作り出してきました。歳時記をひもときますと、新涼、秋涼、初涼、秋澄む、秋気、冷ややか、秋冷、爽やか、爽涼、そぞろ寒、やや寒、肌寒、朝寒、夜寒、身にしむ、冷まじ等々の季語を見る事ができます。冷まじともなれば、冬はもう目の前。11月に入ればすぐに立冬です。いやな風邪の季節がやって来ます。体調には充分注意してください。

産婦人科医長 浜田信一

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