こんにちわ誌

2001年3月号
「就学児童検診(新世紀を担う子供たちへ)」 副院長 西村哲一

就学児童検診(新世紀を担う子供たちへ)

 今冬は、大方の暖冬予想を大いに裏切って、日本中、北から南まで、白い天使(悪魔?)のニュースでいっぱいでした。しかし季節の移ろいは正確で、ちらつく雪の中でも緑や赤の新芽の萌えだしが目立ってきました。日足の長さも一日ごとに伸びてきています。三月はやっぱりもう春です。今年はインフルエンザも姿を潜めたままです。お年寄りや子供さんにはなによりの冬でした。
 自然が、新しい春に備えて万全の準備をするように、人間の世界でも新しい旅立ちの準備が行われる時期でもあります。特に、新しく小学一年生になる子供たちにとっては、大きな希望としかしちょっぴりの不安に満ちた時期とも言えます。昔から“健全なる精神は健全なる身体に宿る”といわれるように健康な身体で新しい旅立ちに備えたいものです。
 ちょうどその頃の子供は、身体そのものの発達と身体の調子を整える調節機構の発達が非常にアンバランスな状態で、個人差も大きくいろんな病態を見つけるのも非常に困難な時期です。
 私たちの病院では、地域の皆さんの健康を守るお手伝いの一環として毎年この時期、新しい一年生を対象に就学児童検診を行っています。今年も二百名近い応募を頂きました。私たちのささやかな取り組みが皆様の中で年中行事の一つとして定着しつつあるのは大変嬉しいことです。桜の四月、新入生の元気な姿と声が楽しみです。
 “一年生になったら!……友達百人できるかな?”

副院長 西村哲一

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