こんにちわ誌

2000年9月号
「長寿の秘訣」 院長 高田泰治

長寿の秘訣」

 日本は世界一の長寿国となっています。しかし、いくら長生きしても健康でなければ意味がありません。年老いても元気でいることは誰しも願うことですが、これにはやはり日頃の健康管理や病気の予防が必要となります。

 さて、我が国の健康を脅かす主な病気をみてみますと、まず死亡率の第1位である癌が挙げられます。そして心臓病、脳血管障害が第2位、第3位となっています。この三つの病気を併せると全体の60%にもなります。癌については今のところ決め手になる予防法はありませんが、早期に発見すれば適切な治療により治ることも多くなってきています。心臓病、脳血管障害は動脈硬化が原因となって起こる病気ですが、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満などの生活習慣病があるとさらに動脈硬化が進み起こりやすくなります。また、たばこや運動不足も動脈硬化を促進します。これらの生活習慣病は早期であれば肥満を是正し、運動不足を解消するなど生活習慣を改善するだけで治りますし、また早く発見すればするほど治療もしやすくなります。病気の早期発見と動脈硬化の予防が長寿の秘訣です。

 年を取っても健康であれば仕事もできますし、趣味を楽しむこともできます。そしてかなり長くなった老後の人生を有意義に過ごすことができるのではないでしょうか。健康でいることは自分のためでありますが、家族のためでもあり社会のためでもあると思うのです。自分の健康状態をチェックするために健康診断や人間ドックを受け、健康管理と病気の予防に取り組んでみませんか。

Copyright © 2017 西条中央病院 All Rights Reserved.