こんにちわ誌

2000年3月号
「閉鎖される市立病棟」 副院長 高田泰治

「閉鎖される市立病棟」

 西条中央病院の南側に市立の病棟があります。伝染病を隔離するための病棟で西条中央病院が管理しています。このたび、その役目を終えて閉鎖されることになりました。

 明治30年に制定された「伝染病予防法」が、102年ぶりに改訂され、「感染症予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」と呼ばれる新しい法律になり、平成11年4月1日に施行されました。この百年の間にすべての伝染病の原因が明らかとなり、予防法や治療法がほぼ確立しています。これまで法定伝染病は隔離することが義務づけられていましたが、一部を除いて、消毒さえできれば厳重に隔離しなくてもよくなりました。このため隔離を目的とした伝染病棟は必要がなくなり、閉鎖されることになったわけです。

 しかし、今でも細菌性赤痢、腸チフス、コレラなどの病気がまん延している地域があり、海外旅行などによって日本に持ち帰られることも考えられます。このような感染症は必要に応じて第2種感染症指定医療機関で入院治療を受けることになっています。西条市では西条中央病院がこの医療機関に指定されましたので、現在、感染に配慮しながらも快適に入院できる新たな設備を整えているところです。

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